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  • May 23, 2016

スタジオジブリ最新作「レッドタートル ある島の物語」、カンヌ映画祭ある視点部門特別賞受賞

現地時間21日、第69回カンヌ国際映画祭で「ある視点部門」の授賞式が行われ、スタジオジブリの劇場版最新作レッドタートル ある島の物語」が特別賞を受賞。マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督は「この映画をまだ見ていない人はいつか見てください。これはスタッフと私の努力の結晶です。高畑さん、ありがとう!」と同作のアーティスティックプロデューサーを務めた高畑勲監督に感謝の意を述べた。

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嵐で難破し、ウミガメや鳥たちが暮らす無人島に流れ着いた男の一生を、セリフなしで、時に穏やかで時に荒々しいアニメーションと音楽で描かれている本作。2006年にジブリからのオファーを受けて企画がスタートし、デュドク・ドゥ・ヴィット監督とアーティスティックプロデューサーに就任した高畑監督は、物語が象徴するものや哲学といった大本の部分から、登場人物の服などの細部に至るまで、ディスカッションを重ねたという。

ジブリの鈴木敏夫プロデューサーは今回の受賞を受け、「メルシーボクゥ、マイケルさん。そして、おめでとう。完成までの10年間は長かったけれど、カンヌ映画祭で特別賞に選ばれて、僕も本当にうれしいです」と喜びのコメントを発表。

本作は日本では9月17日より全国公開となるが、まだその内容はあまり知られていない。今回の受賞によって、日本、フランスのアニメーション制作に大きな功績を与えた。

なお、ある視点部門では、このほか、深田晃司監督作「淵に立つ」が審査員賞を受賞した。

THE RED TURTLE(英題)/LA TORTUE ROUGE(原題)
製作国:日本、フランス
監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
プロデューサー:鈴木敏夫
アーティスティックプロデューサー:高畑勲

公式HP:
http://red-turtle.jp/

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