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  • Oct 20, 2016

吹替の力!三ツ矢雄二『アマデウス』吹替を通じ、30年前を振り返る。

10月19日、ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントより、初回限定生産で映画『アマデウス』の日本語吹替音声追加収録版ブルーレイが発売となった。これを記念して、主役ウォルフガング・アマデウス・モーツアルトの吹替えを務める声優の三ツ矢雄二さんを迎え、トークショー並びに『アマデウス 日本語吹替音声追加収録版』の特別上映が行われた。

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今なお世界中で愛される天才音楽家・モーツァルトの姿を、モーツアルトの才能に嫉妬したサリエリの目線を通じ見事に表現されている本作。アカデミー賞の作品賞、主演男優賞など8部門を獲得した名作だ。日本でもテレビ放送されたが、このブルーレイはテレビ朝日系の「日曜洋画劇場」初放送から30年を記念し、ディレクターズカット版の追加部分に日本語音声を再収録したものとなる。

ちょうどリリース前日の10月18日に62歳の誕生日を迎えた三ツ矢さん。「これは若いころの代表作だと思っているんです。でもこの吹替版リリースがなかったのは、ずっと心残りだったんですけど、今回30年経ってやらせて頂ける話を聞いて、大変嬉しかった。本当にもう思い残すことは無いです。」と語ると、会場からは大きな拍手が沸いた。

トークショーでは実際に30年前に吹替収録に使用された台本が紹介され、会場には演出の佐藤敏夫さんも来場しており、三ツ矢さんからサプライズ紹介された。

「モーツアルト役には笑い声のオーディションがあって、その頃マンションの1階に住んでいたので、あらゆる笑い声の練習をしていて…道行く人はみんなおかしいなと思っていたと思います。」という知られざるエピソードも披露。

また、モーツアルトの妻コンスタンツェ役で共演した宮崎美子さんについて聞かれると、「彼女はあの時初めての吹替に挑戦ということでしたが、もう自分自身のことで精一杯で、なんの余裕も無かったので、フォローもできず面倒もみてあげられなかった。後ろには今ではレジェンドと呼ばれるメンバーがいて、演出は佐藤さんで、緊張していました。」と30年前の現場の様子を語った。

今回の追加収録に関しては「30年経って老けちゃってるよって言われたらどうしようかと思ったんですが、割とスムーズに進んで、あれ、俺30年で成長してる?と思いました(笑)。本当にエンジョイして演じることができたと思います。」と、自信を持って語った。

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独特の笑い声が印象的な『アマデウス』の中のモーツアルト。三ツ矢さん自身、何度も何度も原音を聞いて役に臨んだという本作、さらに30年を経た追加収録シーンも楽しめるということで、吹替洋画ファンは、ぜひこの名画のブルーレイを堪能してほしい。

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【初回限定生産】「アマデウス」日本語吹替音声追加収録版」ブルーレイ
2016年10月19日発売
6,990円+税

発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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