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  • May 02, 2018

田中一村特別展開催中。「岡田美術館」で五感を磨くひとときを。

豊かな自然と豊富な温泉に育まれた箱根。最近ではおしゃれなカフェも増えてグルメも充実の観光地です。とりわけ美術館は温泉と並んで人気。日本初の屋外美術館「彫刻の森美術館」、ヴェネチアングラス専門の「箱根ガラスの森美術館」、日本最大級の印象派のコレクションを有する「ポーラ美術館」など、名前を挙げればきりがないほどですが、その中から今回は、美術愛好家からも高い評価を受けている「岡田美術館」をご紹介しましょう。


岡田美術館は2013年10月、箱根・小涌谷に開館しました。全5階、展示面積約5,000㎡という屋内展示面積としては箱根随一を誇る広大な館内に、日本・東洋の陶磁器や絵画などの美術品を常時約450点展示しています。日本で受け継がれてきた美術品を大切に守り、美と出会う楽しさを分かち合い、次代に伝え遺したい、との願いから、美術館が構想されました。

 

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美術館の正面を飾るのは、現代日本画家・福井江太郎氏によって描かれた縦12m、横30mに及ぶ風神・雷神の大壁画「風・刻(かぜ・とき)」(2013年)です。他にも深見陶治、諸井謙司、樂雅臣といった現代作家の作品が屋内外に展示され来館者を迎えます。

 

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風神・雷神の大壁画の前には、100%源泉かけ流しの足湯カフェが。メニューには静岡県産の茶葉を使用した和紅茶やコーヒー、おしるこ、ビールも楽しめます。圧巻の大壁画を前にちょっと一休み・・・。(※入湯料500円。美術館入館者は入湯料無料。)

 

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昭和初期の日本家屋を改装した風流な飲食施設「開化亭」は、明治半ば、この地にあった外国人向けホテルにちなんで名づけられました。趣ある古いガラス戸の向こうには、2か所に滝が流れ落ち鯉が回遊する池と、季節によって表情を変える庭園の木立が広がっています。「名物豆アジ天うどん」が人気。他にも各種ドリンクなどをご用意しています。

 

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5月12日(土)、13日(日)は「本山料理長特製 季節のお弁当」をご提供。新緑の美しい庭園でお弁当を広げるのもいいですね。

 


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ミュージアムショップでは「美術館の感動を日常でも楽しめる」をコンセプトに、普段の生活に彩りを添える、温かみのあるオリジナルグッズをご用意しております。定番のポストカードや一筆箋をはじめとする文具、温泉地には欠かせない手ぬぐいや雑貨など、幅広い年代にお使いいただけるラインナップが取り揃えられています。

 

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Okada Museum Chocolate『歌麿・深川の雪』 税込4,800円

 

その中でも話題なのが専属ショコラティエ三浦直樹氏が手掛けるアートなショコラ。美術館が収蔵する名品をモチーフに2つの異なる素材を掛け合わせた「味のマリアージュ」が特長。岡田美術館でしか買えないショコラで、わざわざ遠方から足を運んで買い求めに来る方もいるほど。

 

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現在、岡田美術館では田中一村の生誕110周年を記念し、特別展「初公開 田中一村の絵画 ―奄美を愛した孤高の画家―」を開催中。
「白花と赤翡翠」、「熱帯魚三種」をはじめとする同館収蔵の一村作品を初公開し、最高傑作と名高い「アダンの海辺」(展示期間は8月24日(金)~9月24日(月)、個人蔵)が特別に展示されます。奄美時代に制作さ れた稀少な作品のほとんどは、奄美大島にある田中一村記念美術館か個人蔵であるため、奄美の地以外で鑑賞 できる数少ない機会です。併せて、画風や生き方が時代を超えて通じ合う伊藤若冲や、東京美術学校の同級生であった東山魁夷、一村が学んだ中国絵画、文人画などの名画を展示し、一村の世界を辿ります。

 

春から夏にかけては色とりどりの花々が咲き、自然散策も楽しめます。魅力あふれる展示品、施設の数々・・・美術愛好家はもちろん、初めて美術館を訪れる方も楽しめるおもてなしの心あふれる岡田美術館でゆったりと五感を磨く時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

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