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『ピッグ–丘の上のダム・キーパー』、アヌシー国際アニメーション映画祭2018TV部門でクリスタル賞を受賞!

Huluオリジナル作品として、日本国内で2017年8月から配信されている『ピッグ–丘の上のダム・キーパー』がフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭2018のTV部門にて、グランプリであるクリスタル賞を受賞した。

 


© 2017 Tonko House Inc. ALL RIGHTS RESERVED 

 

アヌシー国際アニメーション映画祭は、1960年、カンヌ国際映画祭からアニメーション部門を独立させる形で創設され、アニメーション映画祭としては世界で最も長い歴史を持つ国際映画祭。毎年6月にフランスのアヌシーで開催されるアニメーションを専門に扱う国際映画祭で、過去には映画部門で宮崎駿監督の『紅の豚』や、高畑勲監督の『平成狸合戦ぽんぽこ』などが受賞し、昨年では片渕須直監督の『この世界の片隅に』が受賞した、日本にも縁の深い映画祭。

 


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『ピッグ–丘の上のダム・キーパー』は、2015年米国アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートされた短編作品『ダム・キーパー』の世界に新たなシリーズとして、新たにトンコハウスに加わったエリック・オーを監督に迎え、ピッグとフォックスが日常で発見する友情や学びを、可笑しく切なく描いた作品。幼少のピッグがどのようにダム・キーパーになったのか、主人公のピッグの視点でストーリーは展開する。視覚的な表現は時に抽象的かつシュールだが、その源泉にあるピッグの痛みや喜びなどの感情はリアルに描かれる。

今回の受賞に際し、総監督の堤大介氏は、「エリック監督のリーダーシップの元、少人数で素晴らしい作品を作ってくれました。この作品がアメリカと日本の共同制作であることの意味と、将来性を感じています。トンコハウスはこれからも日本とアメリカのアニメーション文化のコラボレーションを意識して作っていきたいと思います。」と喜びを語った。また、エリック・オー監督は、「他のノミネート作品も素晴らしかったので、正直驚きました。とても小さなチームだっただけに一人一人の力量が問われましたが、その分、個人の充実感が大きかったと思います。」とコメントしている。

 


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『ピッグ–丘の上のダム・キーパー』はHuluで現在全10話のエピソードが全編視聴可能。2018年7月18日ブルーレイ&DVDも発売が決定している。

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